シーシャ業界の中で近年じわじわ名前が上がり続けているブランド、Deus(デウス)

「最近よく聞くけど、どういうブランドなの?」と気になっているカフェオーナー・スタッフの方も多いはずです。

Deusは、ただの“強いフレーバー”ではありません。

強度・香り・世界観 の3軸がズバ抜けており、ロシアでも短期間で存在感を確立したブランドです。

この記事では、

「Deusを店に入れるべき理由」

「どんな客層に刺さるのか」

「扱いやすさはどうなのか」

といった店舗運営に直結する情報をまとめて紹介します。

■ Deusのルーツ:どこから生まれたブランドなのか

● 母体は現地カルチャー最前線の DEUS Group

Deusの母体は、モスクワを中心に展開する HookahPlace を中核としたグループ

バー、ラウンジ、イベントなどを手がけ、“ロシアのシーシャ文化を牽引する存在”として知られています。

そのチームが本気で作ったのが Deus(タバコ部門)

● デビューは2022年 JohnCalliano Fest

ローンチ直後からプロもユーザーも注目し、わずか数年で“新世代ブランドの代表格”へと成長しました。

■ Deusを理解する3つのキーワード

1|Old School(古典的な喫煙の満足感)

  • イタリア・トスカーナ産 Burley を中心に使用
  • キック感がありつつ刺々しさは控えめ
  • 「懐かしいタバコ感があるのに吸いやすい」と現地でも好評

強度があるのにキツく感じないのがDeusの大きな魅力です。

2|Aroma Engineering(香りのエンジニアリング)

Deus最大の個性は 香りの多層性

  • 調香師(香水デザイナー)を起用
  • フルーツより“香りの表情”を重視
  • ワイン樽、レザー、バルサム、木のノートなども再現

火加減で香りが変わるため、1セッションの中で“旅をしているような感覚”を味わえるブランドです。

3|Craft(扱いやすさと安定感)

  • 刻みは中細で詰めやすい
  • ふんわり詰めるだけで煙量が出る
  • 熱耐性が高く、仕込み失敗が少ない

強度のあるブランドにありがちな「焦げやすさ」「扱いづらさ」がほぼありません。

新人スタッフでも安定した仕上がりにできます。

■ 製法と原材料:Deusが“強いのに吸いやすい”理由

● 非ブレンド設計(Non-Blended)

余分な混ぜ物を避け、葉のキャラクターをしっかり生かす製法。

その分、香りの奥行きが自然に生まれます。

● トスカーナBurleyの深い旨み

熟成させたBurleyは火に強く、温度帯が広いのが特徴。

“重いのに刺さらない”質感はこの葉のおかげ。

● Perfumeラインの精密さ

香水のような複雑な香りを再現。

トップノート→ミドル→ラストへと香りが変化する“吸う香水”と言える存在。

● Cigarラインの存在感

シガー葉をベースにしたラインは圧巻。

ナッツ、レザー、発酵香、ロースト感などが層で重なる“変態的な深さ”が魅力。

■ ラインナップ構成(3本柱)

1|Main Line(基本ライン)

  • フルーツ、シトラス、フローラル、デザート系など幅広い
  • ミックスの素材力が高い
  • 初導入はここからが安全

2|Perfume Line(香水系)

  • 香りの構成が複雑で世界観が強い
  • 「Nothing」「Bloody Wood」など名前も象徴的
  • 温度で香りが変わるため、上級者が好みやすい

3|Cigar Line(シガー系)

  • シガー葉を処理した“本物の重さ”
  • 強度は最上位クラス
  • 上級者・イベント向けブランドの中でも別枠の存在感

■ Deusの特徴まとめ

  • 強度:中〜上級者向けの重厚さ
  • 香り:多層的で奥に潜む香りが広がる
  • ミックス適性:非常に高い
  • 扱いやすさ:熱耐性が高く焦がしにくい
  • 体感:重いけど疲れない“落ち着く強さ”

フルーツ主体の店では出せない“世界観の厚み”を作れます。

■ 店舗・販売者向け:Deusはどんな店に向く?

◆ Deusを入れるべき店舗

  • 中級〜上級常連が多い
  • 「フルーツだけでは物足りない」層がいる
  • 店の個性を強く出したい
  • シグネチャーミックスを作りたい

世界観が強いため、“こだわりの強い店”ほど相性が良い ブランドです。

◆ 導入メリット

  • 滞在時間を延ばす“香りの深さ”
  • Perfume/Cigar の話題性でイベントが作りやすい
  • 店のブランディングと相性が良い
  • SNSでストーリーを語りやすい

◆ 導入時の注意点

  • ニコ耐低めの客には仕込みを軽めに
  • Perfumeは好き嫌いが割れやすいので少量ミックス推奨
  • Cigarラインには“上級者向け”の注記が安心

■ Deusについての簡単Q&A

Q1. 初心者にも向きますか?

基本は中級者以上ですが、Main Lineなら軽めにセットすれば初心者でも楽しめます。

Q2. 最初に導入するならどのライン?

迷うなら Main Line 一択。素材力が高く、どんな店でも扱いやすいです。

Q3. Perfume Line はどんな客に向く?

香りの層を楽しめる、世界観を求める、フルーツに飽きた常連向け。

Q4. 強いブランドって扱いにくくない?

Deusはむしろ扱いやすい部類。ふんわり詰めれば安定し、新人スタッフでも焦がしにくいです。

Q5. ミックスの相性は?

  • Lychee × Catmint
  • Floral × Citrus
  • Perfume × Main(少量) などが鉄板。香りに立体感が出ます。

Q6. 導入する価値は?

あります。世界観のあるブランドは差別化力が強く、常連を育てたい店舗に特にメリットがあります。

■ まとめ:Deusは“思想のあるフレーバー”ブランド

Deusは単なる“強いブランド”ではなく、香りの層・強度・世界観 を巧みに融合させた、新世代のロシアブランドです。

  • 香りの表情が豊か
  • 扱いやすい
  • ミックスの幅が広い
  • 上級者の満足度が高い

シーシャカフェのメニューに深さを出したい時、「世界観を売りにしたい」という店舗にとっては 強力な武器 になります。

こだわりを持つお客様ほど喜ぶブランドなので、ぜひメニューの“新しい軸”として検討してみてください。

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