はじめに

「シーシャって、タバコより危険なの?」「お酒みたいに依存するの?」

そんな疑問を持つ人は少なくありません。

実はこの3つ、脳が“ハマる”仕組みがまったく違うんです。

タバコは秒速で脳を支配し、アルコールは社会に溶け込むことで“気づかれにくい依存”を生みます。

そしてシーシャは、ライフスタイルと結びついた“やめにくさ”を持つのが特徴です。

本記事では、医学的データと心理学の視点から「シーシャ依存」の正体を解き明かします。

そもそも「依存」とは?医学的な定義

WHO(世界保健機関)は、依存を「快楽を得るために特定の行動や物質使用を繰り返し、やめられなくなる状態」と定義しています。

また、CDC(米国疾病対策センター)では、ニコチン依存を「脳内報酬系の変化により、使用を止めると強い欲求や不快感を生じる状態」としています。

つまり、依存には以下の2種類があります:

種類内容
ニコチン依存(身体的依存)脳内化学物質の変化により離脱症状が出る紙タバコ、ニコチン入りシーシャ
心理的依存(精神的依存)習慣・人間関係・環境への結びつきノンニコチンシーシャ、カフェ利用

シーシャに含まれる成分と体への影響

シーシャ(=水タバコ)は、タバコ葉・炭・フレーバー・水から構成されています。

一見煙が「やさしい」印象を持たれますが、実際には吸入量と時間によってニコチン摂取量は大きく変化します。

吸入時間×量で変わるニコチン摂取量(比較表)

吸引時間1回あたりの吸引量紙タバコ換算備考
約30分約50吸引約3〜5本分通常の1セッション相当
約60分約100吸引約6〜10本分長時間利用時
ノンニコチン0mg0本分身体的依存リスクなし

つまり、「煙が軽いから大丈夫」というのは誤解です。

ニコチン入りフレーバーを長時間吸うと、紙タバコ並みの依存リスクを持つことになります。

“やめられない”人が陥る3つの理由

理由①:習慣としてのシーシャ

リラックス時間に組み込まれることで、「吸う=癒やされる」という脳の報酬回路が形成されます。

理由②:仲間とのつながり

シーシャは「社交の象徴」。
仲間との時間を失う不安が、やめにくさを増幅させます。

理由③:香り・空間の快感

フルーツやスイーツ系フレーバー、照明や音楽など、五感すべてが快感を強化。これが心理的依存の正体です。

依存を防ぐための安全な楽しみ方

  • 頻度の目安: 週1〜2回以内
  • セッション時間: 30〜45分以内
  • ノンニコチンフレーバーを選ぶ
  • 炭は天然ココナッツ炭を使用(CO排出が少ない)
  • セルフチェックリスト:
    • 「吸わないと落ち着かない」
    • 「1人でも吸うようになった」
    • 「やめたいのにやめられない」
      → 2つ以上当てはまる場合は、依存傾向があります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 毎日シーシャを吸っても大丈夫?
→ ニコチン入りなら依存リスクがあります。週1〜2回に抑えるのが理想です。

Q2. 紙タバコよりマシ?
→ 吸入量によっては同等です。煙の「軽さ」は錯覚です。

Q3. ノンニコチンなら完全に安全?
→ 身体的依存はありませんが、心理的依存は起こり得ます。

Q4. 妊娠中・授乳中でも大丈夫?
→ ニコチンが含まれている場合は絶対に避けましょう(WHO)。

Q5. アルコールと一緒に楽しむのは?
→ 両方の依存リスクを高める可能性があります。頻度を控えめに。

Q6. 安心できるシーシャカフェの選び方は?
→ 成分表示の明確な店、ノンニコチンフレーバーを扱う店を選びましょう。

まとめ&CTA

シーシャは、正しく知れば安全に楽しめる嗜好品です。

「依存しない楽しみ方」を意識して、自分のペースで付き合うことが何より大切。

👉 仕入れや導入相談は Shisha Amigo