Spectrumとは?——2015年創業のロシア発ボイルド製法ブランド
Spectrum(スペクトラム)は、2015年にロシア・サンクトペテルブルクで誕生したシーシャタバコブランド。
最大の特徴はロシア伝統のボイルド(煮出し)製法。タバコ葉を一度煮出すことで煙の濃さと口当たりのマイルドさを両立し、Burleyを中心に一部Virginiaをブレンドしています。
ブランド思想は「味のスペクトラム(Spectrum)を揃え、ブレンドで無限の味を創造する」。
つまり、単体フレーバーの完成度よりも“組み合わせによる体験”を前提にした、ブレンド志向ブランドです。
Spectrumの4ラインを完全比較(Classic/Hard/Mix/Kitchen)
Spectrumの全ラインは以下の4系統で構成されています。
2025年10月時点で95種以上のフレーバーが存在。
ライン名 | 強さ・特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
Classic Line | 軽〜中(扱いやすい) | ブレンドのベース、日常使い |
Hard Line | 強・濃厚ボディ | 中上級者向け、喫味重視 |
Mix Line | 人気ミックス再現 | 時短ブレンド、即戦力 |
Kitchen Line | ガストロ系 | ベーコンやチーズなど隠し味 |
Classic Line:誰でも扱える“万能ベース”
軽め〜中強度の喫味で、海外販売サイトでも「strength below average」と記載。
ブレンド時の“味の土台”として最も人気が高く、シーシャ初心者でも失敗しにくい設計です。

Hard Line:濃厚なコクと持続性
煙のボリュームと余韻を重視した上級者向けライン。
予熱4炭(3–6分)→運用3炭が公式の推奨手順。
ふんわり詰めで深みを出し、炭交換は1個ずつ行うのが安定運用のコツです。

Mix Line:人気ブレンドの再現集
ユーザー人気の高いミックスを再現した即戦力ライン。
ブレンド時間を短縮したいバー・カフェなどに向いています。

Kitchen Line:フードの遊び心
Spectrum最大の個性派。
Bacon/Herb Cheese/Bruschetta/Gazpachoなど、“食体験”系のフレーバーが並びます。
単体で話題を作れるほか、ベースの5〜10%で隠し味として使うと深みが出ます。

代表フレーバー早見表(カテゴリー別)
カテゴリ | フレーバー例 | 特徴 |
---|---|---|
ベリー系 | Smallberry/Russian Raspberry/Red Berry | 甘酸っぱく、清涼系と好相性 |
トロピカル | Morning Mango/Orange Mango/Golden Kiwi | 柑橘や甘味ブレンド向け |
ドリンク系 | Energy Storm/Grape Soda/Caribbean Rum | 甘香系・デザート系と好相性 |
清涼・ハーブ系 | Epic Mint/Juniper | 強ミント・爽快感補強に |
ガストロ系 | Bacon/Rye Bread/Spicy Cheese/Gazpacho | イベント・限定メニューに最適 |
真贋・パッケージチェック(Chestny Znak対応)
ロシアの流通トレーサビリティシステム“Chestny Znak”対応。
各パックにはホログラム・アク税スタンプ・QRコードが付属し、公式サイトで真贋確認が可能。
内容量は25g/40g/100g/200gの4タイプが存在します。
Spectrumの使い方(Hard Line熱管理マニュアル)
1️⃣ 内容をよく混ぜ、30分〜1時間“呼吸”させる。
2️⃣ フンネルボウルにふんわり詰める。
3️⃣ 4炭で3〜6分予熱。
4️⃣ 3炭で運用(焦げ防止のため炭交換は1個ずつ)。
💡 ポイント:
- ふんわり詰め=風味強化、詰め気味=喫味マイルド。
- Classicと混ぜることで安定性UP。
おすすめブレンドレシピ(全てSpectrum内で完結)
名称 | 配合比 | 風味の特徴 |
---|---|---|
ベリー×清涼 | Smallberry 60%+Epic Mint 20%+Lemon Hurricane 20% | 爽快で酸味のある仕上がり |
マンゴーティーの午後 | Morning Mango 50%+Peach Ice Tea 50% | トロピカル×渋みの調和 |
ベリーソーダデザート | Granat 40%+Grape Soda 40%+Cookies & Milk 20% | 甘みと酸味のデザート系 |
👉 吸い方・炭の種類・カラウドなどによって味の印象が変わるため、5〜10%刻みで調整がおすすめです。
ブレンド設計の基本式
Classicで土台 × Hardで輪郭 × Kitchenでアクセント
- Classic:味の構造を作る
- Hard:ボディ・余韻・煙密度
- Kitchen:記憶に残る一口目
ブレンド比の黄金比は「60:30:10」が目安です。
初期導入おすすめ12種リスト
カテゴリ | フレーバー例 |
---|---|
ベリー | Smallberry/Red Berry/Russian Raspberry/Forest Mix |
柑橘 | Lemon Hurricane/Timelime |
ドリンク | Energy Storm/Caribbean Rum |
清涼 | Epic Mint/Crystal |
隠し味 | Rye Bread/Gazpacho |
これらで「季節系」「定番」「話題枠」を網羅可能。
ベリー×清涼やドリンク×スイーツで現場運用にも強いラインナップです。
FAQ(よくある質問)
Q1. ClassicとHardの違いは?
→ Classicは扱いやすくマイルド、Hardは濃厚で余韻重視。
Q2. Kitchenはどんな用途?
→ 隠し味用5〜15%。BaconやHerb Cheeseなど“話題作り”に最適。
Q3. どのサイズを買うべき?
→ 試用は25g/40g、本格運用は100g〜200g。
Q4. 真贋の確認方法は?
→ QRコードまたはChestny Znakアプリで公式確認。
Q5. 日本で販売できる?
→ 登録・輸入許可・年齢確認を満たせば合法。
Q6. ブレンドの黄金比は?
→ Classic 60%、Hard 30%、Kitchen 10%が安定。
まとめ:Spectrumは“ブレンドで遊ぶ”人のためのブランド
- 一般ユーザー:Classic中心で多彩な味作りを楽しむ。
- 店舗・上級者:Hardでボディを構築、Kitchenで差別化。
- 共通点:どの層も“自分だけの味”を設計できる自由度が最大の魅力。
Spectrumは単なるシーシャブランドではなく、
**“味づくりのツールキット”**として完成された存在です。
👉 仕入れ・導入相談は Shisha Amigo へお気軽にどうぞ。