目次
1. 導入
中国輸入を調べると、必ず出てくるのが 「Alibaba」と「1688」。
どちらも仕入れサイトですが、対象や仕組みが違うため「どっちを使えばいいの?」と迷う人は多いです。
本記事では、両者の違いと使い分け方、日本語対応サービス(Alibaba.co.jp/1688Japan)の活用方法をわかりやすく整理します。
2. Alibabaと1688の基本情報
- Alibaba.com
国際向けB2B仕入れサイト。英語中心ですが、日本語UIもあり。 - Alibaba.co.jp
Alibaba.comの日本語ローカライズ版。国内事業者も使いやすい。 - 1688.com
中国国内向け卸売マーケットプレイス。価格は安いが人民元・中国語のみ。 - 1688Japan
1688を日本から利用できる代行サービス。日本語対応で安心。
3. Alibabaと1688の違い(比較表)
項目 | Alibaba.com / Alibaba.co.jp | 1688.com / 1688Japan |
---|---|---|
対象 | 世界の輸入業者 | 中国国内業者(代行で海外も可) |
言語 | 英語(日本語UIあり) | 中国語(日本語代行あり) |
価格 | 輸出前提価格(やや高め) | 国内卸価格(安い) |
ロット | 小ロット対応が多い | 多め(代行で調整可) |
支払い | クレカ・PayPal・TTなど | Alipay(代行経由) |
買手保護 | Trade Assurance | 买家保障(代行契約) |
物流 | 国際物流あり | 国内配送中心(越境は代行依存) |
4. メリット・デメリット整理
✅ Alibabaの強み
- 国際取引に慣れた工場が多く安心
- 少ロット対応あり
- 英語/日本語UIで初心者に優しい
❌ Alibabaの弱み
- 価格は1688より高め
✅ 1688の強み
- 中国国内価格で安く仕入れ可能
- 商品数・選択肢が豊富
❌ 1688の弱み
- 中国語・人民元決済が必要
- 買手保護は弱く、代行業者頼み
5. 使い分けの実践ガイド
- 初心者 → Alibaba.co.jp
少ロット、安心取引、Trade Assuranceあり。 - 中級者 → 1688Japan
日本語代行を通じて低価格仕入れが可能。 - 上級者 → 1688直利用
中国語・Alipay・物流を自前で回せる人向け。
👉 シーシャ業界の事例
- Alibaba:完成品(水タバコ本体)をテスト販売する際に活用。
- 1688:ガラスや金属パーツを安く仕入れて、OEM生産に活用。
6. 実務Tips
- 翻訳ツール+代行業者を組み合わせる
- サンプル購入で品質を必ず確認
- 契約書に「検品範囲・納期・賠償条件」を明記
- 旧正月や大型連休は納期遅延リスク大。スケジュールに余裕を持つ
7.中国輸入の落とし穴と注意点
Alibabaや1688は確かに便利ですが、中国輸入は決して簡単ではありません。
- 品質のバラつき:サンプルと量産品の品質が違うケースは珍しくない
- 納期遅延:旧正月や大型連休、物流規制で数週間遅れることもある
- 契約不履行:代行なしだと返金や補償が困難
- 税関・規制:フレーバー・タバコ関連商品は特に規制が厳しい
つまり、「安く仕入れて儲けよう」と軽い気持ちで始めると、思わぬ赤字リスクを抱える可能性があります。
👉 成功している輸入業者は、代行業者・検品・物流パートナーをきちんと押さえた上で取り組んでいるのが共通点です。
8.まとめ
- Alibabaと1688は、それぞれ対象や価格設定が異なる仕入れサイト
- 自分の輸入経験・販売規模に応じて「初心者=Alibaba/中級者=1688Japan/上級者=1688直利用」と使い分けるのが基本
- ただし、中国輸入は失敗リスクも高い。無理に自己流で進めるより、まずは少額・サンプル購入から始め、信頼できる代行業者や仕入れパートナーと組むのが安心
👉 自分の輸入経験・スキル・販売規模に合わせて使い分けることが成功のポイントです。
📩 仕入れ・導入相談は Shisha Amigo へお気軽にご相談ください。