BRUSKO(ブラスコ)は、ロシア国内で電子タバコ~シーシャまで広く展開する総合ブランド。

シーシャ領域では、タバコ葉ベース(Burley)と、ノンタバコ(ハイビスカスベース)の「BRUSKO ZERO」の両輪で、席の目的・客層に合わせた体験設計ができるのが強みです。

公式のロシアサイトと国際サイトの双方が稼働しており、現地発の一次情報が取りやすいのも実務上ありがたいポイントです。

BRUSKOとは?(ブランドの現在地)

  • 本拠と事業:ロシア市場で電子タバコ、シーシャミックス、アクセサリーまでワイドに展開。国際サイトでもタバコ系/ノンタバコ系の双方を掲出しています。
  • イベント実績ロシアのHookah Club Showで受賞や大型出展の実績があり、露国内での存在感は大。
  • 欧州市場への露出:ドイツの展示会(Hookah Fair系)でも取り上げられ、欧州の販売店でも「2023年から注目」との記載があります。※二次情報。

2つの中核:タバコ系(Burley)とノンタバコ系(ZERO)

タバコ系:イタリア産ダークBurleyブレンド

BRUSKOのタバコ葉ミックスは、イタリア産ダークBurleyのみを使う方針を公式が明記。中強度(Medium帯)/高い耐熱/平均的なカットと湿度で、取り回しやすい“日常主力”タイプです。

  • 現地ECの商品説明でも「Burleyブレンド(中強度)」と構成・提供時間の目安が確認できます。

ノンタバコ系:BRUSKO ZERO(ハイビスカス×ニコチン0)

BRUSKO ZEROタバコ葉不使用・ニコチン0の新世代ミックス。国際サイトで“tobacco-free & nicotine-free”を明記しており、ロシアの小売でも“スーダンローズ(ハイビスカス繊維)”ベースと説明されています。

現場メリット:「喫煙っぽさの後味を避けたい層」や初心者/ライト層への“最初の一杯”に使いやすい。清涼感系(アイスブースト)も強く、ミックスの“効かせ役”としても機能します。

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ラインナップの掴み方(席ロール別の使い分け)

目的/席ロールおすすめ狙い
標準席の主力Burleyベース(Medium帯)提供の安定・回転率アップ(耐熱×中強度)
初心者/ライト層ZERO(ニコチン0)後味の軽さ・“最初の一杯”・ノンタバコ訴求
清涼感の演出ZEROの強冷感系既存フレーバーに“氷点下の一押し”を付与
ミックスの自由度両系統を在庫化枚数/人手に左右されない味づくり(失敗を減らす)

味設計の特徴(運用で効く“クセの少なさ”)

  • Burley系低糖×高ニコチン/タール傾向の葉質を活かしつつ、ミドルカット×中湿度で“どのボウルにも合う設計”。ピーク帯の再現性に寄与します。
  • ZEROハイビスカス繊維を媒体にし、雑味の少ない香り出しが得意。ミックス用の“冷感強化剤”としても人気です。

海外露出と話題性(販促ネタに)

  • Hookah Club Show 2022で“最優秀ノンタバコミックス”等、複数受賞。露国内コミュニティでの認知が強い。
  • ドイツの展示会でも紹介実績の記載が複数販社で見られ、“ロシア→欧州”のトレンドを説明しやすい。※二次情報。

日本での取扱い(超重要:法規対応)

  • ノンタバコ系(BRUSKO ZERO)
    • タバコ葉不使用・ニコチン0。理屈上はたばこ事業法の直接対象外になり得ますが、「たばこ類似品」として販売・表示規制の対象となる可能性があります。
    • 導入前に所管官庁(財務省・厚労省)への事前確認を推奨。
  • タバコ系(Burleyベース)や、ニコチンを含む製品
    • 薬機法・たばこ事業法の規制対象。個人輸入・営業用流通ともに厳格な取扱いが必要で、一般的な店舗提供は不可と考えるのが堅実です。

実務の結論:日本国内で現実的に導入検討できるのは「ZERO(ニコチン0)」のみ。ただし**「たばこ類似品」該当の可能性**を踏まえ、行政確認→適切なラベリング→提供ガイド整備の順に準備しましょう。

まとめ|BRUSKO(ブラスコ)のポイント

  • ブランド概要
    • ロシア発、2016年頃から展開
    • シーシャ用フレーバーのほか、電子タバコリキッドやアクセサリーも扱う総合ブランド
  • 製品ライン
    • タバコ系(Burleyベース):イタリア産ダークBurley葉。中強度、耐熱性が高く“万能”とされる
    • ノンタバコ系(BRUSKO ZERO):ハイビスカス繊維をベースにしたニコチンゼロライン。ライト層・初心者向け
  • 海外展開
    • ロシア国内のHookah Club Showで受賞
    • ドイツの展示会(Hookah Fair系)でも紹介実績あり
  • 日本での取扱い可否
    • ノンタバコ系(ZERO):タバコ葉不使用で規制対象外とされやすいが、「たばこ類似品」に該当する可能性あり。導入時は財務省・厚労省に確認推奨
    • タバコ系(Burleyベース):たばこ事業法・薬機法の対象で、日本での流通は不可と考えるのが安全

👉 結論

  • 日本で現実的に扱えるのは「BRUSKO ZERO」のみ
  • 健康志向や初心者層に強くアピールできる
  • ただし「たばこ類似品」扱いのリスクを理解した上で、導入前に必ず所轄官庁へ確認を

👉 仕入れや導入相談は Shisha Amigo