目次
① はじめに|ノンタバコ・シーシャの新潮流とChabacco注目の背景
近年、シーシャ市場では健康志向や代替タバコのニーズが高まっています。
その中で注目されるのが、ロシア発の茶葉ベース・フレーバーブランド Chabacco(チャバコ)。
本記事では、現地情報や業界レビューを基に、Chabaccoの特徴・人気ライン・価格帯・日本での取り扱い可否を解説します。
② Chabaccoとは?|ロシア発の茶葉フレーバーブランド
- 創業:2016年頃
- 拠点:モスクワ郊外の自社工場
- 原料:中国茶「鉄観音(Te Guan Yin)」を使用
- 特徴:タバコ葉不使用のノンタバコ・フレーバー
- 実績:ロシア最大級の食品見本市「PRODEXPO」に出展
👉 ロシア国内では「ノンタバコといえばChabacco」と言えるほど、シーシャ愛好家に浸透しています。

③ 製品の特徴|二系統に分かれるChabacco
Chabaccoの最大の特徴は、「ノンニコチン版」と「ニコチン添加版」の二系統があることです。
ノンニコチン版(Chaba)
- 茶葉+グリセリン+香料
- ニコチンを一切含まない
- 吸いやすくライトユーザーや初心者に向く
- 日本で正規に扱えるのはこちらのみ

ニコチン添加版(Chabacco)
- 茶葉ベースに液体ニコチンを添加
- Medium/Strongシリーズが該当
- 従来のタバコフレーバーに近い吸いごたえ
- 日本国内では薬機法上「未承認医薬品」にあたり、輸入・販売不可

④ 人気ラインナップ(ロシア国内)
- Medium(ニコチン添加版):定番の位置づけ。ロシア市場では広く流通しているが、日本では扱えない。
- Chabacco MIX:複数フレーバーをブレンドした遊び心のあるライン(ニコチン添加版が中心、国内不可)。
- 限定シリーズ:JohnCalliano Fest、Gastro、Emotions、Tea Collection など。イベント性が強く人気。
- Strong(旧シリーズ/ニコチン強め):かつて人気だったが現在は縮小傾向。
👉 これら主要ラインはいずれもニコチン入りのため、日本で流通できるのは “ノンニコチン版” のみ。
⑤ 価格帯(現地参考)
- 小容量(50g)=低価格帯
- 中容量(200g)=中価格帯
👉 ただし日本に輸入した場合は、送料・関税・正規流通コストで数倍に上昇。
さらに「たばこ類似品」に該当する可能性があるため、価格以前に法令確認が必須です。
⑥ 日本での取り扱いについて(法規制の観点)
- ノンニコチン版
- タバコ葉を使わないため、たばこ事業法の直接規制対象外。
- ただし、喫煙の代替品として「たばこ類似品」に該当する可能性がある。
- 導入時は財務省・厚労省への確認を推奨。
- ニコチン添加版(Medium/Strong等)
- 薬機法上「未承認医薬品」に該当。
- 日本での輸入・販売は不可。
👉 結論
日本で正規に扱えるのは「ノンニコチン版」のみ。
ただし「たばこ類似品」と判断される可能性があるため、実際に導入する際は法令確認が欠かせません。

⑦ カフェ運営における活用ポイント
- ノンニコチン版を「ヘルシーな選択肢」としてメニューに追加できる
- 「初心者/女性/ライトユーザー向け」と明記することで新規層を取り込みやすい
- 「ノンタバコ・シーシャあります」という告知だけでも来店動機に
⑧ まとめ|日本で扱えるのは「ノンニコチン版」のみ
- Chabaccoはロシア発の茶葉ベース・フレーバー
- Medium/Strongを含む「ニコチン添加版」は日本では扱えない
- 合法的に導入できるのはノンニコチン版のみ
- 健康志向や初心者層にフィットする一方で、「たばこ類似品」該当の可能性があるため導入前に必ず確認が必要
👉 仕入れや導入相談は Shisha Amigo へ